理想のランクマ
はい、連続して。普段から色々言いたかったんだよね。
格ゲーには必ずランクマが存在する。誰が強いのか一目でわかるシステムだ。DOA5では耳にタコができるほど「ランクは飾り」と聞いたが…
DOA5のランクが最終的には飾りになった原因、それはいくつもあるだろうが、まずはオンとオフで別ゲーと言われる点だろう。特に派生打撃と、極端に出の遅い打撃を見てからホールドする難易度が大幅に変わると思う。名を知られたトッププレイヤーは、5の末期にはランクマに姿を現さず、オフで自らの腕を磨いた(と思われる)。これに関しては、特に責められるような事ではなく、トップからすれば大きなオフ大会で結果を出す為の当然の準備だっただろう。
次に、沢山のプラットフォームで出た事も原因だと思う。PS3、PS4、箱、アケ、PCと知ってる限りで戦いの場はこんなにある。最終的に多くのプレイヤーがPS4に移ったのではないかと思うが、また一からランクを上げ直すのは面倒。
3つ目はやればやるだけ上がるシステム。根気さえあれば、少なくとも5末期は誰でもSやUになれる、言いかえればSやUに大した価値も無い状況になってしまった。時間と根気が全ての世界、それが5LR末期のランクである。
最後に身も蓋もないのがこのゲームの人口の少なさであり、これは5末期には特に理由として大きかったのではないか。5初期を知らないので体感比較ができないが。
これらの理由で「ランクは飾り」状態になってしまったと考える。逆に言うと、これらを改善すればランクに価値が出てくるのではないか?
まずはオンとオフの差を無くす努力。これは最大にして絶対。大きな大会がオフで行われる以上、オンとオフに差があればトップ層から見向きもされないのは当たり前である。そしてトップの参加しないランクに意味は無い。
次に、複数プラットフォームでの統一ランクマ。タイトルは忘れたが、例えば他のゲームではPC版とPS4版で対戦ができるものがあると聞く。格ゲーでそれを実現するのは難しいだろうが… 現状ですらPS4、箱、PCと展開しており、更にアケも出すと語っていたし、もしPS5が出たらそちらでもDOA6を出すだろうから、またしても様々なハードで「チャンピオン」が出てしまう。チャンピオンは1人でいい。
そしてGP、ランクを左右するポイントの上がり下がりを適正にし、実力が反映されるようにする。
最後に人口は、これはもうひとえにチーニンの努力次第である。
以上が自分が考える理想のランクマであり、上を目指す人間が争うに相応しいものであると思う。これがeスポーツを目指すゲームのあるべき姿の1つではないのか?スポーツとは競争であり、他者と勝ち負けを競うからこそ格ゲーはeスポーツの代表扱いではないのか。格闘技と違い体重差など無く、従ってハンデも存在しない。これ以上に公平な競争も中々無いと思う。
理想論を長々と述べたが、要はトップ層の参加しないゲームのランクマに何の価値があるのか?と言いたかった。フィールドが5末期では機能していなかった。理想論と鼻で笑う人もいるだろうが、近い将来こういった理想に限りなく近い格ゲーが出てきてもおかしくないと自分は思っている。eスポーツとやらが発展していく限り。