ごうティナのブログ

DOAやスポーツに関する話題

DOA対戦における失敗への気付きと反省ポイント

ようやく大袈裟ではないタイトルかな。


格ゲーで強くなろうと思った場合、よく紹介されるやり方の1つに「自分の対戦動画を見返す」という手法がある。対戦してる時は気付かなくても、何度も見返す事で反省点が見えてくる。


そこでPS4プレイヤーには特に簡単なのが、対戦動画を残す機能である。6のゲームシステムは知らないので、他のハードで動画を残す方法はわからない。もしかしたらゲーム機能の方でも対戦動画を残せるかもしれない。


PS4の場合「直近◯分の動画を保存する」「ニコニコ動画youtubeなどに配信して、後からでも見返せるよう動画を残す」といった方法が、比較的簡単に、誰でも行えるのが利点だ。


話を戻す。初心者の方でも自身の対戦動画を観て、沢山の事に気付かされるかと思う。「同じ技や連携を何度も食らっている」「特定の状況で同じ技を振っている」等。そして自分が過去2回の記事で紹介した、「有利に中段を振る、ができていない(有利を活かせていない)」「せっかくCrを取ったのに投げに行きすぎてチャンスをフイにしている、Crを取っても同じ浮かせ技しか使ってないのでホールドされている」といった具合である。


これらの事に気付ける事は、上達への大きな1歩である。そして以下に、DOA初心者から初級者になった辺りのプレイヤー向け、と言っていい反省ポイントを紹介する。


まず1つ目の反省点は、「自分がCrフィニッシュで損していないか?」という点だ。Crフィニッシュとはその名の通りCr状態が終わってしまう状況の事である。Crフィニッシュを意図的に使用するコンボ、キャラも存在するが、これは今回の話では当然除外。あくまで、自らが意図しないCrフィニッシュを反省点とする。


Crフィニッシュが起きる条件は、5と変わらないと仮定すると、2つ。1つ目はCr中に同じ技を連続で当てる事だ。例えば、6PをCHさせてせっかくCrを取ったのに、よろけている相手にもう1度6Pを当てると、ダウンしてしまう。また、6PをCHさせた後に、Pを1回当てた後、更にPを当てても同じくダウンする。

次に、Cr中に打撃を何度も当て続ける事でも同じくCrフィニッシュが起きる。例として、ティナで6PをCHさせCrを取って、そのまま6PP6Kを当て、もう1度6PP6Kを当てようとすると、どこかで相手がダウンしコンボが途切れるはずだ。これは相手がホールドしない限り、無限に打撃コンボができてしまうのを防ぐ為のルールと言える。


何故Crフィニッシュが反省すべき失敗点なのか。それは前回の記事を読み、コンボ練習を重ねた方にはわかるかと思う。その理由はCrフィニッシュは空中コンボに比べて、大きくダメージが低くなってしまうからだ。空中コンボの利点とは、浮かせてから先はノーリスクでダメージを奪える点にあるが、Crフィニッシュは基本的に相手がすぐさまダウンする為、コンボが入らない。その分だけダメージが低く、言い換えれば勝利が遠のくという事を理解しよう。


Crフィニッシュは焦っていれば上級者にだって起こり得る。DOAプレイヤーで知らぬ者はいないようなトッププレイヤーでも、5の大会でCrフィニッシュを起こしているのを自分は見た事がある。それだけ0に近づけるのが難しい現象であり、緊張の高まる舞台では尚更だ。だが、努力次第で0に近づける事はできる。自分の対戦動画を観てCrフィニッシュが起きていたら、これを反省点としこの現象が起きないよう、トレモや次からの対戦で意識しよう。


1でだいぶ長くなってしまったが、反省点その2。「コンボ途中で壁ヒットによる損をしていないか?」という点だ。これはキャラによってこの現象が起きやすい起きにくいの差があるのと、自分が6のシステムを理解しきれていない部分がある事を留意してほしい。


コンボチャレンジで練習したコンボが、コンボ途中で壁に当たって完走できなかった経験が、キャラによってはあるだろう。このゲームでは相手を壁にぶつけられる技と、そうではない技に分かれており、前者の打撃を壁際の空中コンボのレシピに加えた場合、コンボ途中に壁にぶつけてしまい、コンボが終わってしまうルールが存在する。


細かい説明は省くが、基本的に相手を空中に浮かせた後は1回しか壁にぶつけられない。コンボチャレンジで壁コンボと称しているものは、どれも地上にいる相手を壁にぶつけてから再度壁にぶつけているはずだ。これは地上から壁にぶつけると、もう1度ぶつけられるルールの為である。


意図したコンボが途中で終わってしまえば、当然損になる。確かに見た目は相手を浮かせているし、コンボも途中まである程度入れてるし、損は少なく感じるだろう。だが、これを繰り返しているうちは損のままであり、通算で見ると大きな損になる事は知っておいた方がいい。


これを防ぐ方法は大きく2つ。まずコンボレシピを変える。壁が無い時よりは安いが、壁にヒットさせるならダメージが逆転するレシピを使おう。次に、壁の目の前に追い詰めているなら、壁コンボを決めてしまう事だ。コンボチャレンジで練習できるし、全てのキャラに上段・中段P・中段Kの壁ヒット技が存在するはずなので、浮かせ3択のように相手に択を迫る事ができる。つまり壁ヒットする打撃は、壁際においては実質浮かせ技に等しい。


5ではかすみやPhase-4が壁付近での最適なコンボ選択が難しいキャラであったが、6がどのようであるかについては、詳しいプレイヤーに聞いたり、動画を探してみよう。先人の真似は、決して楽をしている訳ではない。むしろそれは努力だ。どんなジャンルでも、オリジナリティは基本が身に付いてからの方がカッコいいし、成果も上がる。強いプレイヤーのコンボレシピには、必ず見るべき物があるはずだ。


さて、動画を見返すした際注目すべきポイントを、大きく分けて2つ紹介した。初心者には難しすぎると思っているが、上手くなろうと思ったら必ず通る道でもある。


だが、前回の記事の最後にも述べたが、これらを最初から完璧にしようなんて考える必要は、これっぽっちもない。より深く楽しみたい、このランクまで上がりたい、このライバルを倒したい。こういった目標が出てきてから取り組んでも、何ら遅くはない。繰り返すようだが気軽にまずは楽しむ事。その上で一歩先を目指したくなった時に、この記事が役立てばいいなと自分は思っている。


そして偉そうな事を言っているが、自分自身が5においてこれらの注意点を中々完璧には実践できていない事を、ここに記しておく。自分も反省しているからこその言葉なのだ。


最後に、5時代は様々な方にお世話になり知識を頂いたが、一連の記事を書くに当たっては5のマスターガイドが頭に浮かんだ。対戦における考え方を整理してくれた著者の方々に、改めて御礼を申し上げたい。