ありがとう、イチロー

スポーツについての話題は初。

とうとうこの時がやってきた。受け入れるのが辛かったから、少し時間経ってしまった。巨人戦での動きを見れば、もうMLBレベルのプレイヤーではないのは誰の目にも明らかだったから、覚悟はしていたんだけどね。

日本時代の7年連続首位打者、MLB新人王にMVP、MLB最多安打記録更新、連続200安打。パッと思いついたものだけでも、改めてとんでもない打者だったと思う。

でも個人的にイチローが最も素晴らしかったと思うのは、その継続性。毎年毎年当たり前のように200安打と3割、ゴールデングラブ賞が期待されて、それを当たり前に見えるように達成してきた。一体、裏でどれだけ努力してきたのだろう。どの世界にも1年活躍する選手は数多くいる。けど、約20年近くトップレベルで居続ける選手は勿論稀だ。

そしてもう一つ、2006年と2009年のWBCにイチローが代表に参加し、その両方で世界一を勝ち取ってくれた事は、一野球ファンとして最大の幸せだった。特に今後何十年も語り継がれるであろう2009決勝戦のタイムリーは、自分がスポーツを見ていて1番感極まったシーンだ。

WBCはまだまだルールの整備が必要だし、各国の足並みも揃える必要がある。世界的な野球ファンへの認知ももっと必要だ。だけど大会の黎明期に日本代表が連覇した事は、アメリカを始めとするMLBプレイヤーに火を付けたと思う。この選手たちの情熱こそが、大会の価値を高める。この出来たばかりの大会に情熱を捧げ、大役を担ったイチローを始めとする日本代表の選手たちを、日本の野球ファンとして誇りに思う。

ありきたりの事しか書けなかったけど、イチロー、本当にありがとう。祖父祖母世代が長嶋王をリアルタイムで見て自慢に思っていたように、イチローの全盛期をリアルタイムで見れた自分は幸運だった。

他にも色々書こうとしたけど、これ以上は蛇足かと思うのでここまで。またいつか、どこかのフィールドでの活躍を楽しみに待ってます。