ごうティナのブログ

DOAやスポーツに関する話題

初心者向け、フレーム不利での選択肢・考え方

こんにちは。

前回フレームの見方、及びフレーム有利とフレーム不利について説明しました。今回は、フレーム不利時の選択肢について説明します。逆に言うと、フレーム有利になった時の考え方にもなり得るので、どちらも参考にしてみて下さい。なお、以下の説明では単に「有利」「不利」とだけ表記します。


今回想定する不利は、相手に打撃をガードされた直後とする。一部の打撃を除き、大半の打撃はガードされて不利だからである。以下に、不利時において、考えられる行動を挙げる。なお体力はお互い減っていないものとする。


・立ちガード

メリット

最も手堅い選択肢。有利側の本命は中段打撃をカウンターヒットさせるか、しゃがんでる相手にヒットさせる事でクリティカルを取る事。どちらも防ぐ事ができるので、大ダメージの引き金にはなりにくい。また一部の下段打撃は立ちガードしてノーマルヒットしても、食らった方が有利になる(ティナ1P等)ので、こちらが攻勢に転じれる。

デメリット

ノーマルヒットで有利の下段攻撃を貰う、ガードして不利になる技をガードすると、相手の有利が続く為、こちらのターンが来ない。また打撃連携の場合はどこまで相手が出してくるのか読み合いになってしまう。

また、投げやOHはそのまま食らってしまい、まとまったダメージを貰う。

まとめ

最も無難で大ダメージは貰いにくいが、打撃連携の途中止めを読めないと自分がいつ有利かわかりづらかったり、積極的に投げや下段に来るする相手には分が悪い。


しゃがみガード

立ちガードの真逆。よってメリットデメリットも逆と言える。こちらの目的はOHをスカして投げたり、下段をガードして投げ確の技ならしっかり投げたり。中段がクリティカルになる分、立ちガードよりリスクが高い。読み勝ったらリターンを得たい行動。


SS、SA

メリット

6で強い強いと評判の軸移動。DOAには各技に追尾の有る無しが設定されているので、追尾の無い技に対しては滅法強い。特にSAは相手を吹っ飛ばして壁にぶつける事も可能なので、一転大ダメージをこちらが得られる可能性もある。

デメリット

Sボタンによる追尾技を貰うとフェイタルスタンから大ダメージコンボを貰いかねない。

また追尾打撃、投げ、OH等を貰うと全てカウンターヒット扱い。特に追尾打撃はクリティカルを貰いつつその後のコンボダメージがノーマルヒット始動より伸びるので、読まれると怖い。

SAは投げ確のようなので、有利で様子見する相手に確反を貰う可能性もある。

まとめ

今作、良くも悪くも話題の行動。上に行くほど対策されているはずなので、より慎重に使いたい。投げ確がしっかりしてる相手にはSAを出さずにSSだけも視野か。


各種ホールド

メリット

SAに続き攻撃的な選択肢。相手が条件反射のように有利時に中段P等を打ってくる場合、有力な選択肢。EXホールド持ちなら特に大ダメージを見込める。

また、 レイファンやバイマンに代表される固有ホールドは、中段Pと中段Kに両対応している。固有ホールドは被クリティカル中は出せないので一見使い所に困るが、相手が中段を出したくなる、こちらが不利時に最も輝く技だと覚えておこう。

デメリット

投げはハイカウンター、OHはカウンターヒットするので、比較的ハイリスク。特に何度も不利時にホールドを見せればよりリスクは高まる。また、固有ホールドの無いキャラは技を絞りづらいので、打撃が来ると読んでもホールドの属性が合わない事もある。ただし、ホールド中に打撃を貰ってもノーマルヒットで済む。

まとめ

キャラにもよるがリスクとリターン共に高め。相手の投げが強い場合控え気味にしたいし、こちらのホールドが強い場合強気に振るに値する。ホールドキャラはもちろん、中段ホールドにEXを持つキャラも十分考慮に入るかと思う。


各キャラ固有の打撃、特殊行動

大抵のキャラには、不利時に輝く打撃や特殊行動が存在するので、これらも選択肢に入る。以下は例。

打撃捌き系の行動

各キャラBB、レイファン雲手、マリーロンド等

BBに捌きが付いているので、ゲージを失うリスクこそあるもののリターンは大きい。下段と投げに弱いが、どちらも相手の行動が遅れればBBが勝つ場面もある(はず)。いわゆるぶっぱなしと言える。

一部、レイファンやマリーが持っている捌きは、固有ホールドに似て複数の打撃属性を捌いて有利が取れる。攻守交代と言えるので、捌いた事に満足せず攻め込もう。

また、こころは5から変更無ければ捌きつつクリティカルを取れる打撃が存在する。振り所としてはこう言った不利時になるだろう。

潜り系の打撃・OH

ティナ44P・46T、ハヤブサ33P、ミラ66T、その他しゃがみステータスの打撃等

これらは相手の上段、打点の高い中段を潜りつつ当てられる。キチンとしゃがみに対応する打撃を貰うと被ダメージばかりが増えるので、使用はほどほどに。挙げた技はほんの一例なので、色々探してみてほしい。

またエレナやブラッドは食らい判定が低くなる構えが存在するので、不利時に上手く使えれば、相手もおいそれと打点の高い打撃が振りづらくなる。

潜りつつ軸移動する技

バイマン2or8P+K、クリスティ2or8P+K

これらはそれぞれタンクホイール、「蛇形歩(じゃけいほ)」と呼ばれる。軸移動しつつ派生行動が存在する点SSやSAに似てるが、これらは上段を避ける点がSSやSAより強力。今作でも5同様強行動と思われるので、SAとの差異を理解して使い分けると良いだろうか。

リターン重視のぶっぱなし

各種浮かせ技

相手が投げに来ると1点読みした場合。ハイカウンター打撃でそのまま浮くので、補正が緩く大ダメージが見込める。毎回これをやっては当然勝てないが、相手の傾向やリスクリターンを考え、読み負けて潰されても後悔しないなら出してもいいだろう。読み勝って浮かせがヒットした場合、当然ながらコンボはしっかり。当たった事に驚いてミスしてはとても勿体ない。



以上、多岐に渡る選択肢を大雑把に説明した。見ればわかるが大抵の行動にリスクリターンが存在するため、必ず正解のものは無い。いわゆる安定行動が殆ど無いと言えるゲームだ。他にも、不利時に使えそうな行動は探せばあるはず。リスクとリターン、相手のレベルを考えて、自分でよりよい行動を模索してみよう。

また、不利時の行動を考える事は、有利時の行動を考える事でもある。不利時の選択肢が増えたら、有利時の選択肢も増えるはず。守りだけと考えずに、攻めにも考えが使えないか思考を巡らそう。


DOAに限らず、対戦ゲームで上級者が必ず口を揃えるのが「自分で考える事の大事さ」。戦法や考え方が借り物では、いざという時頼りにならない。自分がこの記事で書いた事は、せいぜい考え方の助け・ヒント程度に思ってほしい。最終的に、自分の戦い方を自分で磨いていくのが、本当の強さに繋がるはず。


今回も長い記事になりましたが、読んで頂きありがとうございました。次回は「カウンターヒットやハイカウンターヒットから、相手の行動を読み取ろう」的な内容を考えてます。初心者にはどんどん複雑な内容になってますが、できるだけわかりやすい説明ができるように頑張ります。

対戦ゲームは継続と自分で考える事が上達への1番の近道だと思ってるので、この記事や他人の考えは参考程度に、楽しんでプレイしてみて下さい。