ごうティナのブログ

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ラミレス監督の奇策、新たな流れ

こんばんは。

突然ですが自分はスポーツにおける"流れ"を信じる「流れ論者」です。今日の横浜-中日戦は、ケガ人続出の逆風吹く中で見せた、新たな流れになるかもしれないと試合前に直感しました。こういう予感はオカルトチックで、そう感じた理由は20年野球を見続けてきた経験から来る勘でしかないのですが…

ここまで、横浜の追い上げ以上に広島がすさまじい勢いですが、昨日までの3連戦を1勝できただけでも御の字でした。しかし伊藤光の離脱に続き宮崎のシーズンアウト。これでもかと試練が訪れる状況が続いた中で、今日はスタメンで度肝を抜かれることになりました。

 

2番サード筒香

 

もう何年も内野をやってない筒香をサードで使う考えは、自分の中に全くなかったのですが、その発想はとても素晴らしいと感じました。

 

宮崎離脱直後にサードのスタメンを任された柴田は明らかに打力不足であること。

横浜の選手構成は最も外野が厚い事(筒香をサードに回しても外野は問題ない)。

横浜の外野手で曲がりなりにもサードが務まりそうなのが経験者の筒香

 

と条件は揃っていましたが、ここまで思い切った策は頭にありませんでした。勿論博打に違いないですが、緊急事態なので攻守どちらかに目を瞑るのは仕方ありません。ラミレス監督はこの試合で攻撃を優先しました。

試合は先発の平良が初回からこれでもかとヒットを浴びる展開。しかし、流れを感じざるをえなかったのは、初回の1塁ライナーゲッツーと満塁の場面でのロペスのファインプレー。この2つの打球が少しでもズレていれば…おそらく今日は大敗していたでしょう。おかげで平良は悪いなりに5回3失点でまとめて降板します。

そして5回裏に嶺井が死球で出た直後に、一軍に昇格したばかりのルーキー伊藤裕季也(ゆきや)がプロ初ヒット、大和も出塁し無死満塁。1番神里が内野安打で同点とすると、2番筒香がこの日2本目、そして試合の趨勢を決める満塁弾を放ちました。その後もタイムリーを放った筒香は打点7と大暴れ。

 

思うに、プロ野球は惰性との戦いもあるように思います。毎日のように試合があり、特にレギュラーは決まった守備位置に決まった打順。今回の変化は新たな刺激にもなりうるのではないかと。勿論宮崎がいてくれればこんなスタメンにする必要はありませんが、起きてしまったことは受け入れるしかない。正直、スタメン発表で良い意味で度肝を抜かれたのは記憶にない。それくらい良い作戦だと自分は試合前に感じてました。そして実際に試合でこれでもかと流れが向いた。

この試合は、シーズンのターニングポイントになるような気がします。一昨年、首位広島3連戦で3試合連続サヨナラ勝ちをした時のように。そしてこれだけ流れが向いた中でしっかり勝ち切れたのも良かった。後続の国吉と飯塚が失点しましたが、今日に関して言えば勝てばいい。

 

まだまだ8月の前半。そしてケガ人だらけで苦しい状況には違いありません。伊藤はともかく宮崎はもう帰ってこないと報じられており、パットンは冷蔵庫相手に殴り掛かり自爆。ですがこの流れを手放さず、最後まで突っ走ってほしい。98年に優勝したシーズン以来、最も優勝に近いシーズン。20年来のファンとしてもう少し、夢を見たいと願っています。