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横浜ベイスターズの今季・来季の編成について

こんばんは。2位が確定し初めて本拠地でCSが行えますね。ラミレス監督は何かと「球団初」を提供してくれます。

前回述べた通り、今回は横浜の現編成と来季についての自分の考えをざっくり簡単に書きます。登板数などは昨日時点。もう数試合で今年終わるので細かいことはいいかなと。それと二軍は全く成績見てないので悪しからず。

 

先発

今永 上茶谷 濱口 大貫 井納 平良 (京山  東 石田)

先発数上位から順に。()は10試合未満。

1年通じてローテを守ったのが今永と上茶谷しかおらず、規定投球回達成は今永のみ。改めて、よく2位になったなという陣容。三浦コーチの効果か序盤こそは完投・完封も見られたが、ラミレス政権通しての特徴であるブルペン陣の酷使は今年も変わらなかった。外国人選手を連れてきたいポジションの一つであり、イニングを稼いでくれる選手の補強が急務。ここ数年の流れからして仮に来季東や濱口が復活しても、今度は今永や上茶谷が怪我、なんて事になりかねないのが怖い。全員揃えばだいぶブルペンの負担も減るはずなのだが。

 

中継ぎ

エスコバー 三嶋 国吉 パットン 石田 藤岡 武藤 (斎藤 砂田 笠井 櫻井)

中継ぎ登板数上位順に。()は登板10~20試合。

上位3人はそれぞれ74、71、52試合に登板しており、前回でも書いたが来季が心配。特に三嶋は疲れからか打ち込まれるシーンも目立ち、防御率4.33とシーズンを通して見ると悪い数字。貢献度はかなり高いのだが…

パットンは骨折に至るまでの過程に加え成績も悪く、残留はなさそう。

ここ数年のチームを支えてきたポジションであるが、三上、砂田、須田、田中と毎年最低1人は翌年に投げられず、来季ここに三嶋とエスコバーの名前が加わらないことを祈るばかりの状況。他球団を解雇された選手などでもいいから、敗戦処理の弾だけでも補充したい。少なくともビハインドで勝ちパターンを投げさせるのはもうやめてほしい。

 

抑え

山崎康

ここ数年盤石と言って差し支えないポジション。今年はセリーグ全体で抑え受難の年だったが、唯一防御率1点台に30Sをマーク。今年横浜が優勝してれば個人的には山崎がMVPに相応しかったと思う。しかし抑えにもかかわらず、61試合に登板しチーム3位の登板数で、セーブが付かない試合が31試合もあった。これからも大事な選手だけに、なんとか登板数を減らしたい。

 

投手総評

毎年数人は前年度の活躍ができなくなっているので、来季も計算しづらい。できるだけブルペン陣の弾を増やし、先発は我慢の起用ができれば良いのだが…一部の投手に対する酷使が止まなければ、優勝までは中々手が届かないだろう。仮に優勝できても、それは一過性のものですぐに下位に落ちても不思議はない。

 

捕手

伊藤光 嶺井 戸柱 山本

昨年トレードで獲得した伊藤がレギュラーになった事で、弱点だったポジションが改善された。今オフFA権を持つが、引き留めたい人材。伊藤が怪我で離脱中は嶺井と戸柱がマスクを被ったが、嶺井は守備での「壁」能力が、戸柱は打力が、それぞれ足りなさ過ぎることを改めて露呈しただけに終わった。彼らは今後第2第3捕手がやっとであろう。終盤には山本が使われたが、まだまだ未知数。伊藤が元気なうちに後継者を育てたい。

 

一塁手

ロペス 佐野

30HRを記録したロペスだが、.250を切る打率に.300を切る出塁率、連続無失策の記録が途切れてから7個も失策を記録するなど、衰えが目立つ。今年限りで切るのは難しくても、来季は正念場だろう。外国人枠を他に割く判断をしても自分は何ら不思議はないと思っている。

佐野はダブついた外野陣にあって貴重な存在。今季は代打に始まり、外野のみならず一塁のスタメンでも起用され優れた打力を見せた。正直もっと打席を与えるべき選手だった。来季ロペスを2軍に送るような事態になれば代役の筆頭か。あるいはソトの守備に問題が無ければ一塁転向もあるか?

 

二塁手

ソト 柴田 中井 石川 伊藤裕

5人も名前が挙がっているように、固定できなかったポジション。昨オフでもっとテコ入れするべきポジションであったと思うのだが…レギュラー争いと言えば聞こえはいいがドングリの背比べであった事は否めず、守備を度外視してソトを使うことが多かった。終盤にルーキーの伊藤を使い、ある程度結果が出たのは将来的には好材料。47打数で4HRと長打力は証明したので、来季以降に期待。このメンツなので守備が人並みであればレギュラーも十分狙える。

 

三塁手

宮崎

宮崎が万全なら、控えを出す余地が殆ど無いポジション。夏場に怪我でシーズンエンドと思われたが、最終盤に復帰しCSに間に合わせた。今年で31歳になる宮崎の年齢を考えると、そろそろ後継者候補は考えたい。特に序盤の打撃不振が気になった。宮崎不在時に三塁を守った筒香は来季MLB挑戦の可能性もあり、三塁をメインとする控えを一人は獲得したい。少なくとも宮崎が離脱した場合に、柴田や倉本を使うようなことは避けてほしい。

 

遊撃手

大和

守備が良いとの触れ込みで、実際倉本や往年の石川とは比較にならないレベルなのだが、ミスも目に付くのは気のせいではないだろう。この打撃力であればもう少し守備面で頑張ってほしい。特に送球ミスをよく見かける。この打力(打率.237出塁率.299)でありながら時には1番などを任される辺り、横浜に1番タイプの打者が不足している事を物語る。

それでも大和を遊撃で使い続けることにはなんら異論が無いのが頭の痛い所。後継者や控え含め、なんとか層を厚くしたい。

 

外野手

筒香 神里 佐野 乙坂 梶谷 楠本 関根 (ソト 桑原 細川)

()内は右打ち。見ての通り、左打ちだらけである。キャプテン筒香と二冠王ソトが外野に入ればもう残された枠は1つしかない。にもかかわらず昨オフにしっかり整理されず。この中から数名トレードに出してでも他のポジションを埋めるべきだった。

来季は筒香が抜ける可能性を考慮しても、まだ6人も左打の選手がおり、ここにソトや細川も絡むとなれば、まだまだ整理が必要なポジション。内野をこなせる選手が佐野とソトしかおらず、大半が外野専であることもダブつきを示している。

 

野手総評

明らかに外野にメンツが偏っており、このメンバーの数人をトレードの弾として考えるべき。特に二遊間はここ数年の課題であり、強いチームはここに打って守れる選手が必ずいる。三連覇した広島のタナキク、巨人の坂本、中日のアライバ等。ソトはまぁ…彼らとはタイプが違うだろう。

また、捕手や三塁もボチボチ将来を見据えた人材育成が必要で、遊撃に至っては待ったなしと言える状況と思う。総じて、筒香宮崎ソトロペスと打線の中心的メンツはセンターラインが本職ではなく、この4人以外の野手の打力が見劣りするのは去年とさほど変わらなかった。センターラインは他の球団に差をつけやすいポジションであり、オフにどれだけこのポジションを補強できるか。球団に勝つ気があれば補強するだろうが。

 

外国人枠は、ソトとエスコバー以外は流動的と言うか今年限りでも自分はおかしくないと思っている。ロペスは残すだろうが、今季以下の調子であれば来季は二軍落ちもやむなし。この枠を使うなら投手陣か。特にブルペンの使い方が荒いラミレスが続投であれば、パットンが抜けるであろう外国人中継ぎがもう一人は必須。

 

以上、今季と来季の編成に対する自分なりの考え方でした。

それと同じくらい重要な事として、横浜には野球脳が不足しているとは常々思っています。過去記事にも書きましたが。点差、状況を考え無駄なアウトを与えず、無駄な進塁を与えない事。これはもっと意識してほしいですね。センターフライで1塁ランナーにタッチアップされるとか、恥ずかしい事と思ってほしい。

そしてCS。初のハマスタでの開催なので、少なくとも1stステージは突破して巨人に挑みたい所。シーズンの悔しさを少しでも晴らす内容を期待しています。