ごうティナのブログ

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追いつけ追い越せホークス

こんばんは。深夜ですがアップします。

ソフトバンクホークスがCSに続き日本シリーズも破竹の勢いで連勝を重ね、日本一を掴みましたね。おめでとうございます。


巨人は頼みの坂本丸岡本が軒並み打撃の調子が悪く、更に走塁ミスやエラーも重なっては勝てるはずもありませんでした。セリーグの代表としては寂しい限りの結果ですが、仮に横浜や阪神が出ていても、似たようなミスに実力差が加わり結果は変わらなかったでしょう。


SBはオーナーの孫さんが毎度のように胴上げされてますが、組織として一枚岩なのが資金力以上に強みと言えます。緊張感と実力主義が働いて、成績を残した選手には報酬を惜しまない。グラウンドに立つ選手のみならず、フロントやオーナー含めた勝利。個人的にはこういうチームが結果を残すべきだし、残して欲しいと考えているので、良い事だと思っています。

ここ10年でセリーグは6球団全てが日本シリーズに出ていますが、ソフトバンク日本シリーズに出た年はセの6球団全てに勝っているのが凄まじい。


セリーグを見てみると、中日は落合監督を追い出してから高木監督1年目を除き毎年Bクラス続き。OBなども含め派閥争いで足を引っ張り合い、組織として自ら沈没しにいってしまいました。超大昔に日本一になって以来、球団2度目の日本一を成し遂げたのが落合なんですが、「落合が監督じゃ客が入らん」と難癖付けて追い出し、その後更に客足が遠のく笑えない状況に。

阪神は昔からですが「オフに新監督就任or働かない大物を獲得or新人に過度の期待を押し付けて空騒ぎ。しかしシーズンはからっきし。オフの主役を戦犯扱いして、新しいオフの主役に夢を見てまた騒ぐ」というのが大抵のパターン。西の盟主とは名ばかりなのは、「日本一が1985年のたったの1回」という歴史的事実が証明してます。あれだけ甲子園が満員で金はあるはずなのに、結果が出てないのは組織の問題です。いい加減現場を叩く前に球団が叩かれるべきなんですが、いつまでもファンは現場を叩いてるんで、球団からしたらいいカモ…もといありがたいお客さん。シーズンがダメだったらまたオフに話題を作って、その人物がダメなら球団ではなくその人に矛先が向く体質が変わらない限り球団も変わらないでしょうけど、阪神ファンの大半は満足してる(球場に足を運んでいる)ようなのでこれでいいんでしょう。次の日本一は日本野球界が存続していれば2085年ですかね。多分その頃も「バース掛布岡田のバックスクリーン3連発」を語っているんでしょう。

広島は何度も触れてきたように無駄な投資でFAの流出を続け、今季に関してはファンへの言い訳的に2億の長野をわざわざ人的補償で取った。「我々は優勝したくない訳ではありません。しかしお金に釣られて丸は出て行ってしまったので、代わりに長野を取りました」というポーズでしたね。ここ数年の長野の攻守の働きを見れば、2億出す価値があるかどうかなんて考えるまでもないのですが。MVP流出を許したフロントの「避雷針」としての獲得でした。3連覇した事でフロントが満足してしまったのでしょう。

横浜やヤクルトは伝統的に緩く弱小の歴史で、組織が負けに甘んじている観があります。負けても球団が何とも思っていない。DeNAが親会社になり、横浜はだいぶ変わりつつありますがまだまだ。中々負け犬根性は治るものではなく、これからが大事です。


こうやって見ていくと、セリーグでまだ優勝への気概がある球団は巨人だけと言えます。近年は選手の不祥事やら何やらで評判が悪く、監督の原からして黒い話題のほとぼりが冷めたので監督に復帰してきた。昔に遡れば江川のドラフト問題や、ナベツネオーナーの数々の発言でアンチ巨人も多いと思いますが、少なくとも選手目線ではありがたい、きちんと報酬を出してくれる球団と言う事でしょう。それは過去何人ものFA取得者が巨人に来た過去が示しています。


「お金が無いチームは夢を見られないのか!?」と思う方もいるでしょうが、上に挙げたようにそもそも組織としては勝つ気がない、勝つ組織になってない球団だらけなのが今のセリーグの状況だと思っています。つまりお金が無い中でもベストを尽くしていない。そんな組織が優勝だの日本一だのはおこがましい。


それは日本シリーズのみならず、交流戦パリーグが毎年セリーグを上回っている状況でもわかるでしょう。2005年から始まった交流戦、15年間の歴史で14回パリーグが勝ち越している事実は、リーグの格差を表してると言えます。彼らパリーグ勢はソフトバンクが常に意識にある。常に打倒ソフトバンクを考えないと、パリーグでは優勝できないという事なんでしょうね。


グラウンド内の出来事だけでなく、フロントの働きも評価すべきと、自分が普段考えているので、今回こういった記事を書きました。ソフトバンクも全てが優れているかはわかりません。しかし、今の日本野球界において最も優れた組織である事は疑いようがありません。セリーグの各球団も、リーグ優勝に甘んじず「ソフトバンクに追いつけ追い越せ」の気概を持って欲しい。それでこそ本当に野球界が盛り上がると思います。「このままじゃソフトバンクが10連覇して野球界が不人気になる」とかいう意見も見かけましたが、冗談じゃない。努力の足らない他球団こそ、野球界の不人気に拍車をかけている存在と言うべきですね。


もう一つ、ドラフトの話題ですがヤクルトとロッテは奥川と佐々木を潰すな、と書いておきます。OP戦やら何やらで無駄に投げさせられて潰された投手は沢山います。彼ら高校時代話題になった選手を客寄せパンダにして、すぐに潰すような事をしているから日本野球はスターがいなくなるんです。ただでさえ他にも沢山スポーツの選択肢ができた現在、人口の減った野球界のスター候補は大事に扱ってくれよとだけはあらかじめ書いておきたかった。


さて、これから日本野球はオフに入りますね。横浜は唯一一軍レギュラーレベルの捕手だった伊藤光が残留で一安心。しかしこれに安心せず、優勝目指す気概を見せるフロントの働きに期待しています。優勝とはリーグだけではない、日本一を目指して欲しいです。